納棺師とケアマネのトークイベントに来ていただいた皆さま、ありがとうございました。次回は6/30です。(告知はこれから作ります)

メイク納棺

メイク納棺コース

コースの特徴

<メイク>をする単体のコースです。
お着せ替えをしない代わりに、襟元を綿で着物の形に整えます。

あまねや のメイク納棺とは

あまねや では、亡くなった方には性別を問わずすべての方にメイクをすることをお勧めしています。

メイクという名前なので誤解されやすいのですが、ここでは血色を入れるという意味合いが強いです。
女性だからメイクをする・男性だからメイクをしないのではなく、亡くなっているからメイクをする(血色をお入れする)という考えでおこなっています。


多くの方は亡くなった際にお顔が青白くなってしまうので、少しでも生前のお顔色やおもかげに近づくようにさせていただいております。

たくさんの色があるメイクパレット

メイク納棺の流れと所要時間

メイク納棺は、おおよそ45分から1時間ほどお時間をいただきます。

メイク納棺の流れコースに無いもの所要時間(約45-60分)
1. ごあいさつ
2. 状態確認・着衣の整え
3. 含み綿・口閉じここまで15分
– 硬直をほぐすマッサージ無し
– 着衣の脱がし無し
– 清拭(お身体を拭く)無し
– お着せ替え無し
4. 旅支度 ※宗派による5分
5. お顔剃り
6. ドライシャンプー
7. お別れ綿花ここまで10分
8. お顔の保湿
9 メイク・血色調整ここまで5分
10. 納棺(当日)(15分)
11. 作り襟5分
12. 退出準備とごあいさつ5分
<メイク納棺の総時間>約45-60分
あまねや 丸山
あまねや 丸山

以下では流れの内容について、詳しくご説明をさせていただきます。

1. ごあいさつ

喪主様と故人様にごあいさつをさせていただきます。
お部屋の状況によっては、お線香台や枕花の移動をいたします。

2. 状態確認・着衣の整え

故人様のお顔とお体の状態について、着衣を整えさせていただきながら、ドライアイスの効き方や体液漏れ・出血がないかなどを全体的に確認させていただきます。

故人様のお顔の状態を確認している納棺師

3. 含み綿・口閉じ

ご葬家様とご一緒に、故人様のお口元の状態を確認し、<お口元を閉じる・閉じない>、<どの程度含み綿をおこなうか>の方針を決めていきます。

目が開いている場合にも同じように確認いたします。

癌などのご病気でお顔が痩せてしまっている場合、特殊処置(衰退部分の復元)にて対応いたします。
例)目のまわりのくぼみをふっくらとさせる。

4. 旅支度

ご宗派によっては旅支度をお付けいたします。
足元には足袋と脚半(きゃはん)、お手元には手甲、数珠。紙でできた六文銭と天冠(てんかん)は頭陀袋(ずだぶくろ)の中におさめて、故人様の胸元にお入れいたします。

足袋をお履かせしている納棺師

数珠について。
故人様ご愛用のお品をお付けすることもできますが、形見分けをされる場合には仏衣付属の数珠のご使用をお勧めいたします。

5. お顔剃り

男性・女性ともに、シェービングクリームをお付けしてから、お顔の産毛やお髭をお剃りいたします。
日本剃刀(カミソリ)を使用しておりますので、肌当たりがやわらかく、無理な力を入れなくても剃れるため、なめらかなお肌に仕上がります。

お顔そりで使う替え刃タイプのカミソリ
替え刃タイプです

6. ドライシャンプー

ドライシャンプーにて洗髪いたします。
そののち、ご希望の髪型(髪の分け目や前髪を作るなど)に整えさせていただきます。

髪染めをご希望の場合、ヘアカラーは2色(黒・茶)ご準備がございます。(オプション)

7. お別れ綿花

お顔のメイクに入る前にお別れの時間として、ご葬家様より故人様のお顔やお手元を拭いていただきます。

7cm四方ほどの大きさの綿花をお渡しして、故人様へお声をかけていただくようにご案内することが多いです。

8. 保湿(お顔)

お肌の乾燥が進まないように、お顔全体に保湿オイルをなじませます。

9. メイク・血色を足す

お亡くなりになった方は、血の気が失せてお顔が白っぽくなっていることが多いため、血色を足してその方の普段通りの肌色に近づけます。
その上でご希望があれば、チーク、口紅、眉のメイクをさせていただきます。

故人様に化粧をしている納棺師

お顔に変色がみられる場合には、色味を隠すタイプのお化粧品を使って肌色になるよう調節いたします。
(黄疸(おうだん)、赤み、緑みなど)

10. 納棺(当日)

ご葬家様にもお手伝いいただいて、故人様をお棺へとご移動いたします。
状況によっては、ご納棺をせずにお布団に安置する場合もあります。

白い花びらで中心が藤色になっている綿でできたお花
おくりばな

11. 作り襟で飾る

浴衣を着ている場合などの襟元を、綿を使って着物の襟のようにお作りいたします。
(棺布団をおかけした後に見える、首から肩口までの部分です)

襟元を綿で着物の形に整えたところ

宗派によっては普段通りの襟合わせや、神式の場合には神衣の襟元の形に作らせていただきます。

12. 退出のごあいさつ

故人様のご安置場所を決定したあとに、移動したお線香台や枕花があれば元に戻し、故人様へのお参りのご案内をいたします。
そののち、退出のごあいさつをして下がらせていただきます。

あまねや 丸山
あまねや 丸山

詳細を見ていただきまして、ありがとうございました。
他のメニューをご確認される場合には、以下の選択肢からどうぞお選びください。

オプションメニュー(追加料金)

  • 傷口の縫合
  • 衰退部分の復元
  • 欠失部位の修復
  • 剃髪・ヘアカラー 
  • 各種小物(仏衣、消臭剤など) 他